「ねぇ兄さん、今ね、通りすがりの人が人形見て可愛いって」
 「そうか、良かったな。今回はスペシャルヴァージョンだもんな。
    特別な日だからな〜!ウェディングバージョンでベール付きだ!
    ちなみにオレはタキシードで指輪付き」」
 「うん。
    …でも、鎧とリアルフィギュアはともかく、これって僕に見えるかなあ?」
 「なに言ってんだ。アル以外の誰に見えるって?」
 「う〜ん…ウィンリィ…とか?」
 「あのな…。ここはエドアルサークルだっての」

 「それにしても、このベールどうしたの?」
 「それは、手作りピンキー服を売ってるサークルさんで見つけて
    衝動買いしたやつだ。高かったんだぞ?」
 「…まあ、ドレスじゃなくて半ズボンだから妥協します」
 「オレはドレスでも全然OKだったけどな!アルなら絶対似合うから!」
 「兄さんのはタキシード?」
 「ああ、新郎といえば白のタキシードだろ?指輪も持って、準備万端だ!」
 「…順番違うんじゃない?」
 「婚約指輪じゃなく、結婚指輪だからいいんだよ」
 「…いいのかなぁ」
 「今日は許される!なんたってエドアルのオンリーだからな!」
 「プチだけどね」
 「プチでもオンリーだ!
    そのうち本当のオンリーを誰か開いてくれるのを待とうぜ!」
 「うん」



 「よし、そろそろ落ち着いたな。アル、オレは買い物に行ってくるぜ!」
 「はいはい。行ってらっしゃい」


 「はい、ありがとうございます。…あ、お帰り兄さん」
 ショボ〜ン
 「どうしたの?」
 「新刊、ほとんど売り切れてた〜」
 「…そうか、そうだよね。エドアルオンリーなんだから、来た人はみんな
    エドアル本を買いにきたんだもん。無くなってもあたりまえだよね」
 「…嬉しいんだが、悲しい」
 「嬉しいの?」小首傾げ
 「それだけエドアル好きが居るってことは、嬉しい。
     だけど新刊が買えなかったのは、悲しい」


タキシード(?)と指輪付き兄さん。
時間が無くて手に持つ加工が
出来なかったのが残念。
首元がチョウネクタイじゃないのも
無念。行方不明だったので…。





『アルは天使』という妄想で以前に作った
天使アル。翼は上手く出来たので
お気に入り。
白の半ズボンがこれしかなかったので、
この衣装でベールを付けることに。
白尽くめ。



後ろ姿。ポニテだったのです。
劇場版弟。ベール長いな。